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引きこもり駐在妻コラム 完璧主義を克服したら自由になった話

今回のコラムは、元引きこもり駐在妻である筆者が、駐在先で完璧主義を克服して自由になったお話をしたいと思います。

私はきちんとやらなければという気持ちが強い方です。
なので、何かを始める時は色々調べてから始めるし、上手くいかないとイライラしたりするほうです。
周りの人からは細かいとかきちんとしている等々言われて生きてきました。
自分自身も、自分は融通の利く方ではないと思っています。

で、これの何がいけないかというと、新しい挑戦に対するハードルが高くなってしまうのですよね。
何か新しいことをしようとすると、
上手くやらないとと思って時間がかかってしまう。
人に見せた時恥ずかしい思いをしたくないという得体の知れないプライドが湧き上がるなど、
不必要に挑戦することへのハードルを高めてしまうのです。

日本に居た時は不毛と思いながら、この完璧主義と付き合っていたのですが、
駐在妻となり、海外に移った時状況が変わりました。

何が大きく変わったかというと、周囲の人間関係と、そもそもの生活が、小さなことでも思い通りにならない前提になった事です。

人間関係ですが、日本にいるまでは、どちらかというとプライドが高かったり、きちんとやらないといけない、
という思いが強い人たちといることが多かったです。
私自身も周りに遅れを取らないようにと、とにかくきちんとしようと頑張ってきました。
新しい挑戦など中々怖くて出来なかったです。
ですが、駐在妻として台湾に移住した時、人間関係が一変しました。
というか、全く知り合いが居なかったので、そもそも気にする人目がありませんでした。
その後少数の駐在妻と出会いましたが、彼女たちも自分たちの生活に必死で、あまり人のことをとやかく言ったりはしてきませんでした(これは地域によるかも)。

また、海外生活自体が、レストランの注文でさえも思い通りにいかないことが多く、
そもそも完璧など無理な生活で、日々失敗を重ねる事になりました。
そして、失敗とそこから学び改善していく事に慣れていきました。
数少ない自分の駐在妻仲間も同じように失敗しており、たまに傷を舐め会えるのも大きかったです。

そんな形で、私は駐在先で失敗に慣れていくことができました。
そして、失敗に慣れていくことと、失敗してもそこから学べば次はもっと良い結果が出せることを学べたため、
自然と完璧主義が自分の中から抜けていったのです。

完璧主義から抜け出す1つの方法として、失敗に慣れてしまうというのがあるのだと駐在先で学びました。

今では、とにかく下手なりにブログを作ったり、勉強したことをこっそり(必要があれば相談しながら)仕事で使ってみたり、
そんな感じで小さな失敗と改善を楽しめるようになりました。
駐在妻時代に完璧主義から抜けられたことは、今でも大きな財産となっています。

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