今回は、読むと闘争本能が掻き立てられる、野心のすすめです。
著者は直木賞受賞作家の林真理子さんで、如何にして自分が夢を叶えてきたか、そして、そのなかで野心がどれほど大切だったかということが書かれています。
この本は、駐在妻として生活していた期間、自分のモチベーションを守ってくれた本です。
駐在妻として生活を始めると、周りの人は、自分のことを旦那のサポート係として見てきます。なので、自分で仕事を始めようとすると何か月も調べたり、旦那の会社と交渉したりと信じられないほどの労力がかかります。また、自分で仕事を得るなんて当たり前のことなのに、それに驚かれたり、周囲が騒ぎ立てたりもしてきます。人によっては、私のやっていることはただのわがままと言う人もいました。自分でも自立するという当たり前のことが、駐在妻になったとたん普通ではないことに変わってしまうのです。
周りからそういったことを言われると、申し訳ないような、無駄なことをしているような気分にもなってきます。前に進むためのモチベーションもどんどん削られていきました。特に、インターンシップを始める前は、自分自身今後どうなるか分からず、勉強のモチベーションを保つのがとても大変でした。
そんな時、この“野心のすすめ”は私に前へと進む力をくれました。
駐在妻になると、自分からお金が欲しいとか、将来こうなりたいということを周囲の人に言いにくくなってしまいます。言ったとしても、そんなに暇そうで良い暮らしをしていて、何言ってんの?という感じで返されてしまうことが多いからです。
そんな中で、今よりもっと良い生活を送りたい、お金が欲しいという自分の欲望をこの本は肯定してくれたのです。
超一流は無理でも、とにかく目一杯高みを目指してみることは大事だよ。と、しゃがみ込みそうな自分に語り掛けてくれました。
この本があったから、私は自分の欲望を肯定して、ここまで頑張りきれたのだと思います。
もし、先が見えない中、未来の自分のために頑張っている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの本を読んでみてください。
因みに、著者の勉強&就職活動履歴はこちらです。
今回は、元引きこもり駐在妻の筆者が、台湾在住中に感じた、継続することで未来が開けた体験を書きたいと思います。 本帰国した今も感じるのですが、誰に何と言われようと、継続は本当に大事です。 私は3年間台湾で駐在妻生活を送りましたが、 […]