今回ご紹介するのは、ナポレオン・ヒルの思考は現実化するです。
発行部数1億を突破しているこちらの本は、もはや説明不要なほど有名な自己啓発本の名著です。
著者であるナポレオン・ヒルは、エジソンなど歴史に名だたる成功者たちと話す中で、成功するための法則に気付き、
それをまとめたのがこの思考は現実化するです。
成功するためにはまず目標を明確にすることが大切ですよ、
考えたことは必ず現実になりますよ、という本で、
いわゆる”引き寄せの法則”に近い思考法について書かれています。
書かれている内容としては、目標を明確にしましょう、
でも、人に喜んでもらえないとお金にならないからそこんところは調整しましょう、
周りの人に色々言われるかもだけど、そこはあんまり気にしないようにしましょう etc.
自分にとって新しいことを始めるとき、自分自身もできるかどうか分からなくて不安だったり、
お前には無理などなど色々言われちゃう時にすごく励まされる文言が書かれています。
で、駐在妻を始めてこれからリモートワークがゲットできるか否か緊張していた自分にとって、たくさんの勇気をくれる本でもありました。
ただですが、
その後ナポレオン・ヒルについて調べたことがありました。
で、こちらの記事を見つけてしまったのです。
Matt Novak という人の書いた「All American Huckster」なる長文記事を読みましたので、心覚え…
それから、この記事で参照元になっていた記事も読んでみました。
先の日本語の記事でも言及がありましたが、こちらの記事はレファレンスも証人もいないため、これをそのまま鵜呑みにする訳にはいかないです。
でも、一応要約してみますと、
ナポレオン・ヒルは今でこそ自己啓発本のライターとして有名だが、
そもそもその本の元になったとされる、有名人とあって色々会話したということ自体証拠がなく、
さらに彼自身は色々な事業を起こしては失敗して夜逃げなどを繰り返していたとほほな起業家だった。
ということだそうです。その他にも色々と聞きたくなかった事が記事の中には記載されています。
、、、、なんか、励まされたし、自分は目標を達成できたけど、モヤモヤする記事ですな。
失敗が多い人生を送った男が書いた本が大ベストセラーになったという文言だけなら素敵なストーリーだけど、
書いてある内容嘘かもしれないじゃん。有名人と話した証拠も無いんかい。
という事で、励まされるのはもちろんだし、実際に自分でコツコツ努力すれば読んで良かった名作になる本です。
ただ、後で色々調べると、ホニャララな人たちの手口ってこういうものなのかな(耳触りの良いことを言って相手をその気にさせる)?とか、
自分こういうのにほだされてしまうのって結構騙されやすいんじゃ?など、
別の意味で考えさせられる本でもありました。