この記事を読んでいる方がすでに海外に住む駐妻で、かつ今からリモートワークを始めようとしている方だったら、大変申し訳ないですがこの記事は参考になりません。なぜなら、すでに海外在住になっている方でそこからリモートワークを得るというやり方では日本の雇用保険にはいることが出来ないからです。
この記事は自分自身の反省から書かせていただいています。
そもそも出産と育児休暇に関わる給付金て何があるの?
出産と育児休暇に関わる給付金は以下の3つです。
〇出産手当金(健康保険)
産前産後に会社を休んだ人に支払われる給付金
〇出産育児一時金(健康保険)
分娩費用を補助するために支払われる給付金
〇育児休業給付金(雇用保険)
子供が1歳なるまで会社を休む人に支払われる給付金
出産手当金 | 出産育児一時金 | 育児休業給付金 | |
受給元 | 健康保険 | 健康保険 | 雇用保険 |
金額 | 月額に換算すると、受給前12か月間の標準報酬月額の2/3※2 | 42万円※1 | 給付開始から6か月は休業前給与の67%、それ以降は50%※3 |
取得条件 | 健康保険の被保険者 | 健康保険の被保険者 | 雇用保険の被保険者 |
海外での受給可否 | 可能 | 可能 | 可能 |
※1 出産育児一時金は産科医療補償制度対象出産では無い時は支給額が40万4千円になります。海外での出産は基本的に保障の対象にはならないので、こちらの値段になります。詳しくはお近くの区役所等にご確認ください。
※2 出産手当金の計算式はこちらのサイトをご参照ください。
※3 育児休業給付金
海外でも取れるの?
元々日本で雇用保険と健康保険に入っていて、会社との雇用関係が海外でも続くなら日本と同様受給することは可能です
ただ、出産育児一時金のように海外在住であるがゆえに日本国内で受給するより支給額が下がる場合もあるので、詳しくはご自身が加入している健康保険組合や厚生労働省の相談窓口にご連絡下さい。
さらに、受給に必要な手続きが煩雑になるため、事前に入念な調査を行う必要があります。こちらも支給額同様、健康保険組合や厚生労働省の相談窓口に相談する必要があります。
この手続きですが、まゆ様の記事が煩雑な手続きを分かりやすく解説してくださっています。もし実際に手続きをする必要があるかたは、こちらの記事が凄く参考になりますよ!
自己紹介/大阪在住。夫はインドネシア人(マナド)。第一子ニコは2017年に誕生。第二子妊娠中。インドネシアで里帰り出産予…
まとめ
- 日本で会社に所属しており、健康保険と雇用保険に加入していれば産休育休関連の給付金を受給することが可能
- ただし、海外での出産は受給額が満額出なかったり、手続きが煩雑になるなどのデメリットもある。