滞在国への興味が遅れてやってきた話

引きこもり駐在妻の独り言 滞在国への興味が遅れてやってきた話 元台湾駐在妻が本帰国直前に気づいたこと

今回のコラムは、駐在生活って大変すぎて、滞在国に対して興味を持つことは難しいよね、そんな余裕無いよねという話です。

(中にはきちんと順応しているすごすご駐在妻さんもいらっしゃいますが、、、)

 

管理人が台湾駐妻だった時代、全く台湾という国に興味が持てませんでした。

正直言って、私が台湾に行った目的と言えば旦那と一緒に居ることくらいです。

その程度の気持ちだと、ただ滞在国だからと言うだけで、すぐに好きになったり、興味が持てるようになったりしません。

 

取り敢えず台湾華語を習ってみる、気が向いたらご飯を食べてみる程度でした。

 

それも、外国だな、日本とちょっと違うな、と感じる程度で、滞在期間中とてつもなく台湾を好きになるということは最後までありませんでした。

 

ただ、ここまで興味を持てなかったのは、台湾が面白くないというより、駐在生活自体が精神的に負担だったからなのかなと思っています。

日本に帰国するまでに、自分の仕事について何がしか目処を立てたかったし、生活は言語や文化が障害になって中々思うようにいきません。

見た目以上に気持ちの余裕がありませんでした。

 

しかし、実はですが、管理人は本帰国の2ヶ月ほど前から、なぜか気持ちが前向きになり、台湾に対する興味が湧いてきました。

恐らく、駐在生活の終わりが見えて、仕事の目処も立ち、精神的な負担が軽くなったことに加え、台湾は治安がよく、人も親切と感じることが多く、嫌いではなかったからだと思います。

 

人間なんて単純だから、その場の気分次第で如何様にも感じ方が変わりますよね。

 

で、その2ヶ月間は何をしていたかというと、

台湾の古都、台南に住んでいたので、古城を見に行ったり、まだ試していなかった現地色を食べたり、拙い台湾華語を使って、日本に翻訳されていないような本を読んだりしていました(台湾の原住民の昔話です。子供向けの本です)。

 

最終的に本帰国までにどうなったかというと、もっと台湾を知ろうとすればよかったと後悔する様になっていました。

 

知っていくうちに。台湾の歴史には日本もよく登場していて、自分たちが見ている日本とは違った姿をみることができたり、台湾の原住民の昔話は、自然にまつわる物語が多く、不思議と日本の昔話と似ている部分があり、懐かしく感じたりしました。

 

知れば知るほど面白い国だな。

 

というのが、本帰国時の私の率直な感想です。

 

これも、治安が良くて、比較的日本の食べ物が手に入りやすい国だったから思うことかも知れません。

 

取り止めもなく書いてしまいましたが、ただ海外に居るだけでも大変なのに、その渦中に、ついでに滞在国に興味を持ったりできる人ってめちゃくちゃすごい人だと思いますよ。ということを書きたかっただけです。

 

今思い返してみると、台湾良い所だったなと思います。

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